フリーランスとして働いている時に体調不良になったらどうしたらいいでしょうか。対応方法と体調不良によるフリーランスのデメリットを解説します。
体調不良になってしまったら、すぐにクライアントに連絡をしましょう。体調不良によって仕事を中断しなければならなくなった場合は、納期に関してもクライアントに相談しましょう。クライアント側も早めに連絡を受ければ、代わりのフリーランスを探すなどの対応ができます。納期直前に連絡するようなことは絶対にやめましょう。最悪の場合は、損害賠償を請求されることも考えられます。できるだけ早く対応することが大切です。体調不良で仕事を休むことを伝えたら、仕事の再開についてもできるだけ早くクライアントに伝えましょう。継続的に仕事を請けているクライアントであれば、次の仕事をどうしようか悩んでいるかもしれません。再開のタイミングに合わせて次の仕事を用意してくれる可能性もあります。休んでいる間もできるだけクライアントと連絡を取り合ってスケジュールを調整してもらいましょう。なお、休んでいる間は再び体調不良にならないようしっかり療養しましょう。
フリーランスが体調不良になって仕事を中断すると収入がなくなります。フリーランスはサラリーマンと違い、納品物をクライアントに納品しなければお金が入ってきません。体調不良で仕事が完了できない時はクライアントから契約を破棄されることも考えられます。ブログやYouTubeなど、定期的に収入が入ってくるものを運用していれば生活費の足しにできるでしょう。しかし、そのような不労所得を持っていない人は収入がなくなる一方なので、しっかり休んで早く復帰できるようにしましょう。また、体調不良で休むことでクライアントに少なからず迷惑をかけることになります。納期の延期も検討しなければならないでしょうし、クライアント側のスケジュール調整も必要になってきます。継続的に仕事をくれていたクライアントなら後任を探すのも大変でしょうし、信頼をなくしてしまうかもしれません。
もし、体調不良が長くなるようであれば、後任を探して紹介することも検討しましょう。自分の人脈を駆使して後任を紹介できればクライアントに迷惑をかけずに済むかもしれません。体調不良が長引くとわかったら、すぐにクライアントに謝罪し、後任のフリーランスを探す努力をしましょう。場合によっては、契約の途中解約を申し出てください。きちんと対応し、クライアントにかける迷惑を最小限にして、復帰後はまた仕事をもらえるようにしましょう。
「完全なオフを作る」というと一見簡単そうに聞こえますが、フリーランスにはこれが意外と難しいのです。特に自宅などで仕事をしているフリーランスの場合、オンとオフは自分で切り替えなければなりません。フリーランスは潜在的に「仕事を休むと収入が減る」という不安を抱えています。意識してオフの時間を作らないとずっとオンになってしまいます。仕事のパフォーマンスを上げるためにも完全オフな時間を作りましょう。
常駐型フリーランスとは、業務委託契約に基づいてクライアント企業に常駐して仕事をする働き方です。常駐型フリーランスはIT系エンジニアなどに多く、例えばある開発プロジェクトのプロジェクトチームとして案件が終わるまでの期間、その企業に出社して開発業務を遂行するといったケースです。案件が終わるとまた別のクライアント企業と契約して常駐します。常駐期間は数ヶ月から年単位など様々です。
フリーランスに定休日はなく、いつ休むかは自分で決めます。いつでも休めるということは、休まなくてもいいということの裏返しです。フリーランスは自分の意思で休日を作って、休日にはきちんと休むように心がけることが大切です。四六時中仕事を続けてもパフォーマンスは上がりません。体調不良で仕事に穴をあけると収入が減るだけでなく信用も失墜し、それまでの努力が水の泡になることもあります。