フリーランスは仕事の量やペース、やり方などを自分で決めなければなりません。仕事ばかりで休めないというイメージを持っている人も少なくないでしょうが、そんなことはありません。仕事と同じくらい休むことは大切です。
先に休日を決めておくのが有効な方法です。例えば、年末は次の年の予定や抱負を考える人も多いと思いますので、その時に休みのスケジュールも決めてしまうといいでしょう。手帳を新しくする人は、まず1年の休日スケジュールを書き込んでみてはいかがでしょうか。1年が長いと思う人は半年でも大丈夫です。それでも長いという人は来月分から始めてみましょう。先に休日を決めてしまえば誰にも邪魔されずに休むことができます。旅行など外出したい場合は、ホテルやレストランの予約もその時に入れてしまいましょう。休日は、メールや各種チャットツールなどの通知をオフにしてください。体も頭も休めるのが重要です。仕事の連絡が来てしまうとせっかくの休日なのに、仕事のことを考えてしまいます。場合によっては、休日なのに仕事をしてしまうこともあるかもしれません。休むことに集中するためにも通知をオフにして準備を整えましょう。
休日の準備としては、クライアントへ1ヶ月前にはスケジュールを伝えておくといいでしょう。もし、誰かに代わりを頼む必要があれば余裕を持って依頼してください。緊急連絡先を伝えたり、メールやチャットの自動返信を設定したりしておくと取引先も安心してくれるでしょう。休むことに罪悪感を持っている人にはハードルが高いかもしれませんが、難しいことは一切ありません。ぜひ、実践してみてください。
フリーランスとして、よりよい仕事をして仕事のパフォーマンスを向上させるためには休みをきちんと取るべきです。いい仕事をするためには自分の体を大切にしましょう。臆することなく、堂々と自分のタイミングで休むことが大切です。フリーランスになりたての頃は休日なんていらないとか、周りが休んでいる間に仕事をしなければならないと、常に全力疾走する人もいるでしょう。しかし、きちんと休日を取ることによって得られるメリットは数知れません。仕事を休むことで生まれる余裕によって、新しい可能性が生まれてきます。不安だからといって仕事を詰め込むことはやめて、しっかり休日を取り入れて充実した1年にしていきましょう。
「完全なオフを作る」というと一見簡単そうに聞こえますが、フリーランスにはこれが意外と難しいのです。特に自宅などで仕事をしているフリーランスの場合、オンとオフは自分で切り替えなければなりません。フリーランスは潜在的に「仕事を休むと収入が減る」という不安を抱えています。意識してオフの時間を作らないとずっとオンになってしまいます。仕事のパフォーマンスを上げるためにも完全オフな時間を作りましょう。
常駐型フリーランスとは、業務委託契約に基づいてクライアント企業に常駐して仕事をする働き方です。常駐型フリーランスはIT系エンジニアなどに多く、例えばある開発プロジェクトのプロジェクトチームとして案件が終わるまでの期間、その企業に出社して開発業務を遂行するといったケースです。案件が終わるとまた別のクライアント企業と契約して常駐します。常駐期間は数ヶ月から年単位など様々です。
フリーランスに定休日はなく、いつ休むかは自分で決めます。いつでも休めるということは、休まなくてもいいということの裏返しです。フリーランスは自分の意思で休日を作って、休日にはきちんと休むように心がけることが大切です。四六時中仕事を続けてもパフォーマンスは上がりません。体調不良で仕事に穴をあけると収入が減るだけでなく信用も失墜し、それまでの努力が水の泡になることもあります。
