休日にアクティブに動きすぎて疲れを残すのはよくありませんが、ただ寝ているだけでも実はそれほど疲労回復には効果がありません。仕事の効率を上げるためにもしっかり休むようにしましょう。
フリーランスに限らず、人間は仕事を効率的にするためにも適度に休んだほうがいいといわれています。ずっと仕事ばかりしていると集中力もパフォーマンスも落ちてくるでしょう。これはロボットでもない限りは仕方がないことです。回復するには、しっかり休んでリフレッシュすることが大切です。また、休まないで仕事をするのは精神面にもよくありません。ストレスによって1年以上も休養が必要になることもあります。しっかり休日に休むことは合理的でもあるのです。
頭も体も安静にしてゆっくり休む回復方法をパッシブレストといいます。しっかり睡眠を取ってリラックスして過ごすことで精神的にも肉体的にも疲労回復効果があります。起きているのが辛いほど疲れている人、痛みや不調がある人は、まずパッシブレストを取りましょう。睡眠時間を多く取り、リラックスできる環境に身を置いて、心身を休ませることが大切です。パッシブレストの例は、「睡眠」「横になって安静にする」「瞑想」「映画や音楽鑑賞」「アロマテラピー」などがあります。
少し疲れている状態でも、あえて軽い運動をする方法をアクティブレストといいます。体を動かすことで血の巡りがよくなり、疲労物質の排出機能がスムーズに働きます。体を動かすことはストレス解消にもなりますし、精神的なリフレッシュ効果も期待できます。アクティブレストの例は、「ストレッチ」「ヨガ」「ジョギング」「ドライブ」「レジャー」「30分～1時間程度の半身浴」などがあります。注意点としては、体を動かし過ぎないことです。激しい運動は疲労を蓄積させます。まだ動けるくらいの運動にとどめて、翌日に疲れを残さないようにしましょう。
ずっと寝ているだけでは疲労回復できませんし、ずっと運動していてもリフレッシュするどころか疲労を蓄積させることになります。パッシブレストとアクティブレストは、両方バランスよく実践することが大切です。ちょうどいいバランスで両方行うことで高い疲労回復効果が期待できます。そのため、きちんと休日を確保し、まずは軽く体を動かして疲労物質の排出を促し、ゆっくり安静に過ごすようにしましょう。この方法を意識して取り入れることで心身ともに効率的にリフレッシュできます。
「完全なオフを作る」というと一見簡単そうに聞こえますが、フリーランスにはこれが意外と難しいのです。特に自宅などで仕事をしているフリーランスの場合、オンとオフは自分で切り替えなければなりません。フリーランスは潜在的に「仕事を休むと収入が減る」という不安を抱えています。意識してオフの時間を作らないとずっとオンになってしまいます。仕事のパフォーマンスを上げるためにも完全オフな時間を作りましょう。
常駐型フリーランスとは、業務委託契約に基づいてクライアント企業に常駐して仕事をする働き方です。常駐型フリーランスはIT系エンジニアなどに多く、例えばある開発プロジェクトのプロジェクトチームとして案件が終わるまでの期間、その企業に出社して開発業務を遂行するといったケースです。案件が終わるとまた別のクライアント企業と契約して常駐します。常駐期間は数ヶ月から年単位など様々です。
フリーランスに定休日はなく、いつ休むかは自分で決めます。いつでも休めるということは、休まなくてもいいということの裏返しです。フリーランスは自分の意思で休日を作って、休日にはきちんと休むように心がけることが大切です。四六時中仕事を続けてもパフォーマンスは上がりません。体調不良で仕事に穴をあけると収入が減るだけでなく信用も失墜し、それまでの努力が水の泡になることもあります。
