決まった休日がないフリーランスにとって休日の過ごし方は心と体を休めるために重要なことです。フリーランスは、正社員とは違って勤務年数で給与が上がっていくわけではありません。スキルアップをして自分の力で収入を得ていかなければなりません。読書、勉強、新しいビジネス探しなどに時間を投資しましょう。プログラミングやデザインの勉強は、新しい知識が自分のスキルに直結することも少なくありません。息抜きも必要ですが、自己投資のために休日を活用していきましょう。
デザインスキルは様々な仕事に役立ちます。クリエイティブな業務だけでなく、資料作成の時もデザインスキルがあれば見やすい資料を作ることができます。デザインの勉強を始めるなら、Webデザインの勉強がおすすめです。独学でもいいですが、スクールに通うとアドバイスを受けながら効率的に学ぶことができるでしょう。
英語などの外国語を勉強するのもおすすめです。今後はグローバル化が進み、日常生活でも仕事でも海外の人と接する機会は増えるでしょう。英語は世界で最も使用されている言語なので、英語が話せるようになると様々な場面でコミュニケーションを取れるようになります。英会話教室やオンライン教室を活用するなど、休日のちょっとした時間で勉強してみましょう。
簿記、行政書士、TOEIC、ITパスポートなどの資格の勉強をするのもいいでしょう。資格を持っていると専門的な分野へアプローチができます。将来的なキャリアアップを目指すなら、ぜひ資格取得のために時間を投資しましょう。
インターネットを活用すれば無料で好きな時間に知識を身につけることができます。世界中の情報がパソコンやスマートフォンひとつで手に入ります。ネットサーフィンをしてたくさんの記事を読んで知識を増やすのもいいでしょうし、大学などの研究レポートを読んでより専門的な知識を得るのもおすすめです。図書館で専門書を読むのもいいですが、今はインターネットを活用するほうが効率的です。
1対1のコミュニケーション能力や大勢の前でのプレゼンテーション能力などが必要になることも少なくありません。こうした能力を鍛えるのに、世界中のプレゼンテーションを集めた「TED」がとても参考になります。楽しむ感覚で動画を見て、発表のやり方を真似てみるなど工夫しながらスキルアップに活かしましょう。
コミュニケーション能力の他にも、ビジネスマナーなどを学べるセミナーやビジネスマンと交流できる交流会に参加することで、仕事やプライベートでの出会いが増えるかもしれません。
「完全なオフを作る」というと一見簡単そうに聞こえますが、フリーランスにはこれが意外と難しいのです。特に自宅などで仕事をしているフリーランスの場合、オンとオフは自分で切り替えなければなりません。フリーランスは潜在的に「仕事を休むと収入が減る」という不安を抱えています。意識してオフの時間を作らないとずっとオンになってしまいます。仕事のパフォーマンスを上げるためにも完全オフな時間を作りましょう。
常駐型フリーランスとは、業務委託契約に基づいてクライアント企業に常駐して仕事をする働き方です。常駐型フリーランスはIT系エンジニアなどに多く、例えばある開発プロジェクトのプロジェクトチームとして案件が終わるまでの期間、その企業に出社して開発業務を遂行するといったケースです。案件が終わるとまた別のクライアント企業と契約して常駐します。常駐期間は数ヶ月から年単位など様々です。
フリーランスに定休日はなく、いつ休むかは自分で決めます。いつでも休めるということは、休まなくてもいいということの裏返しです。フリーランスは自分の意思で休日を作って、休日にはきちんと休むように心がけることが大切です。四六時中仕事を続けてもパフォーマンスは上がりません。体調不良で仕事に穴をあけると収入が減るだけでなく信用も失墜し、それまでの努力が水の泡になることもあります。
